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My Recommend Books !みなさんのオススメの本を熱く語り合いましょう!
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『HEARTBEAT』 小路幸也 東京創元社 (でこぽん)
HEARTBEAT 小路 幸也 ミステリ・フロンティア第15回配本です。 今年の雪が降った日から、桜の花が咲く日までと待ち遠しく思い、楽しみにしていた一冊です。表紙のカバー写真は朝焼けのシーンでしょうか。紫がかった綺麗な装丁です。手に持った感じもとてもいいですね。あらすじを読んで、さてCONTENTSです。あら、斜めに印刷されていますね。まあ、素敵。溜息が出そうなくらいに凝った言葉の配列ではありませんか。一体どんな物語なのでしょう。 一言で表すなら、<奇跡>の話でした。
『関ヶ原(上・中・下)』 司馬遼太郎 新潮文庫 (ゆこりん)
天下分け目の戦いといわれた「関ヶ原の戦い」。東軍の徳川家康、西軍の石田三成。どのようにしてこの戦いが起こったのか、またどのようにこの戦いが進んでいったのかを、史実をまじえながら作者独自の視点で描いた作品。 戦いとは、力と力がぶつかりあうだけではない。力がぶつかりあうのは戦いの最終段階だ。それまでに行われる裏での工作。敵か味方か、時には判断に迷うこともある。日和見主義を決めこむ者もいるだろう。石田三成は智将といわれた。しかし、その人柄は人をひきつけるものではなかった。そこに彼の弱点があった。「智」だけでは勝てない。「関ヶ原の戦い」はそのことを三成に思い知らせる。歴史が大きく動いた「関ヶ原」。この作品は、400年前の世界を存分に楽しませてくれた。
『伊丹十三の本』 「考える人」編集部編 (Roko)
「あっ、伊丹さんだ!」そう思った瞬間、この本を手に取っていた。 わたしの「ココロの師匠」伊丹さんは、今どきの人には映画監督だとしか認識されていないらしい。確かに素晴らしい監督であることに間違いはないけれど、それだけじゃないんだよってことを分かってもらいたいなぁ。
『魂萌え!』 桐野夏生 毎日新聞社 (でこぽん)
魂萌え ! 桐野 夏生 いや、とにもかくにも素晴らしいとしか言いようがありません。ここ最近の桐野作品の中で最高の出来だと思います。これは紛れもなく傑作です。 もちろん各年代によって感じ方、受け取り方は違うでしょう。ですが、これから先の自分の人生を考えてみるのもいいではありませんか。人は誰でも平等に歳を取り、死んでいくのです。そのとき、残された人間は、たった一人で老いを生きていかなくてはならないときもあるのです。 夫に急死された敏子さん、五十九歳がそうでした。
『袋小路の男』 絲山秋子 講談社 (ざれこ)
「袋小路の男」「小田切孝の言い分」「アーリオ・オーリオ」の3篇を収録。 そのうちはじめの2編は、「袋小路の男」である小田切孝と、その後輩との 日常を描いています。 個人的な話になって恐縮だけど。昔の自らの片思いを思い出しました。 仲のよかった男友達のことがずーっと好きで、でも友達でいたいから ずーっと我慢してたんだけど、その人が彼女と別れたと聞いて もうだめでした。告白してふられて、また友達に戻ったけど、 それからは電話するのもなかなかです。気まずいし、前みたいに喋れなくなった。 あー失ったなあ、って思ったのでした。
『白妖鬼』 高橋 克彦 講談社文庫 (bon)
元慶八年(884年)、内裏の陰陽寮に仕える弓削是雄は、陸奥の胆沢に在った。 八年前にわずか九歳で即位した陽成帝の御代になってから変事が続き、内裏は不穏の重なる行政区に陰陽師を置いていたのだ。 しかし是雄に解任の知らせが届く。これは各地の陰陽師も一緒だった。 しかもまだ若い陽成帝は譲位し、かわりに五十五歳になる光孝帝が即位したというのだ。 都で何が起こったのか…是雄は都を目指す。 が、謎の烏天狗の3人組に襲われる…
『姑獲鳥の夏』 京極夏彦 講談社文庫 (星落秋風五丈原)
< 「この世には不思議なことなど何にもないのだよ」陰陽師探偵第一弾 > 文士・関口巽は坂の上にある古本屋京極堂を訪ね、旧知の仲である主人・中禅寺秋彦と雑談を交わした後、おもむろに尋ねる。 「二十箇月もの間子供を身籠っていることができると思うかい?」
『魍魎の匣』 京極夏彦 講談社文庫 (星落秋風五丈原)
< 匣と旅する男 > 14才の女子学生・頼子は同級生の加菜子に憧れていた。ある夜湖への旅行を誘われた頼子は、喜んで加菜子に同行するが、彼女が列車から転落して重態に。茫然自失の頼子に事情聴取したのが、たまたま居合わせた刑事・木場修太郎。折しも小説家・関口巽はカストリ雑誌の編集・鳥口にバラバラ殺人の話を聞き興味を持つ。探偵・榎木津は父親経由で行方不明になった少女・加菜子の捜索を依頼される。バラバラに動いていた彼等が、京極堂の元に集った時、そこに現れる事実とは?
『狂骨の夢』 京極夏彦 講談社文庫 (星落秋風五丈原)
< 骨だけ愛して > 榎木津と京極堂の旧知である『旅館いさま屋』の釣り堀を任されている伊佐間一成は、ふと立ち寄った家の女主人・朱美から「妾は人を殺したことがあるんでございますよ」と話しかけられる。関口と中禅寺敦子は、作家・宇田川崇から、妻・朱美について相談を受ける。榎木津と木場の幼なじみである精神科医・降旗もまた、教会を訪ねた朱美から「殺したはずの夫が現れる」と相談を受けていた。
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