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2007.07.04 Wednesday  | - | - | 

『TVJ』 五十嵐貴久 文藝春秋 (ゆこりん)

TVJ
五十嵐貴久著

出版社 文芸春秋
発売日 2005.01
価格  ¥ 1,890(¥ 1,800)
ISBN  4163236503

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最新機器を備えたテレビ局がテロリストに乗っ取られた!人質となった愛する婚約者を救うため、由紀子は敢然とひとりで立ち向かう。はたして彼女に勝利の女神はほほえむのか?

29歳の平凡なOL由紀子。彼女はある日突然事件に巻き込まれる。テレビ局ビルの外では、人々が大騒ぎ。頼る者もないたった一人の状況で、ありったけの勇気をふりしぼってテロリストに立ち向かう。「そんなばかな!」と思いながらも、その面白さに目が離せない。ひとつひとつ自分ができることを確実にこなして、彼女は進む。「平凡なOLだってやるときにはやるわよ!」彼女の声が聞こえてきそうだ。読後もスカッとさわやか。文句なく楽しめる作品。
2005.01.31 Monday 14:55 | comments(4) | trackbacks(8) | 

『BG、あるいは死せるカイニス』 石持浅海 東京創元社 (でこぽん)

BG、あるいは死せるカイニス(ミステリ・フロンティア 10)
石持浅海著出版社 東京創元社発売日 2004.11価格  ¥ 1,680(¥ 1,600)ISBN  448801707Xbk1で詳しく見る オンライン書店bk1

ミステリ・フロンティアから配本されたSF本格ミステリ。万人にはお薦め出来ませんが、ロジックがこの設定でしか成り立たない秀逸なもので、読み応えがあります。かなり面白いです。
と、軽く書きましたが、あれだけ伏線があったにも拘らず、完全にやられちゃいました。
ぐ、ぐやじい〜。
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2005.01.31 Monday 12:40 | comments(2) | trackbacks(7) | 

『白い巨塔1〜5』 新潮文庫 山崎豊子 (ゆうちゃん♪)

白い巨塔 1(新潮文庫)
山崎豊子著

出版社 新潮社
発売日 2002.11
価格  ¥ 620(¥ 590)
ISBN  4101104336

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白い巨塔 2(新潮文庫)
山崎豊子著

出版社 新潮社
発売日 2002.11
価格  ¥ 620(¥ 590)
ISBN  4101104344

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白い巨塔 3(新潮文庫)
山崎豊子著

出版社 新潮社
発売日 2002.11
価格  ¥ 580(¥ 552)
ISBN  4101104352

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白い巨塔 4(新潮文庫)
山崎豊子著

出版社 新潮社
発売日 2002.11
価格  ¥ 740(¥ 705)
ISBN  4101104360

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白い巨塔 5(新潮文庫)
山崎豊子著

出版社 新潮社
発売日 2002.11
価格  ¥ 620(¥ 590)
ISBN  4101104379

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医者も一人の人間だから財前教授の医療ミスも
そこまで裁かれなければならなかったのか?と
思う部分もあったけど、改めて小説読んでみると…
医療技術よりもむしろ、医者の姿勢のありかたについて
考えさせられた作品だったのかなあとも感じた。
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2005.01.30 Sunday 18:30 | comments(0) | trackbacks(2) | 

『よろずや平四郎活人剣 (上・下)』 藤沢周平 文春文庫 (星落秋風五丈原)

よろずや平四郎活人剣 上(文春文庫)
藤沢周平著

出版社 文芸春秋
発売日 2003.12
価格  ¥ 660(¥ 629)
ISBN  4167192365

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よろずや平四郎活人剣 下(文春文庫)
藤沢周平著

出版社 文芸春秋
発売日 2003.12
価格  ¥ 660(¥ 629)
ISBN  4167192373

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< とことんネアカの大江戸トラブルバスター >

江戸時代、天保。知行千石の旗本、神名家の子弟・平四郎は、いわくつきの出自から、家中で蔑まれて育つ。うっとうしくなった平四郎は「道場仲間3人と道場を開く」と兄に泣きついて金を借りる。ところが仲間の一人に出資金を持ち逃げされ、たちまち生活に困る。そんな時思いついたのは、よろずもめごと仲裁人。さてこの仕事、うまくいくのか?
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2005.01.29 Saturday 07:41 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『哀愁的東京』 重松清 光文社 (トラキチ)

哀愁的東京
重松清著出版社 光文社発売日 2003.08価格  ¥ 1,575(¥ 1,500)ISBN  4334924042bk1で詳しく見る オンライン書店bk1

本作は、重松さんの作品の中では軽く読める部類かもしれない。
でも決してそれは感動的じゃないという意味合いではない。

主人公の進藤宏は18才で上京、現在40才はフリーライターで主に週刊誌の仕事をしている。
数年前に絵本も書いたのだが、こちらは副業となっている。
妻は娘を連れてアメリカに行って現在別居中。
編集者のシマちゃんによると
スランプだスランプだって言い訳して、ちっとも新作を書けない怠け者だ、・・・絵本を書けないでいるうちに、アルバイトのはずだったフリーライターの仕事がすっかり本業になっちゃった、流されやすい性格のひとです。

彼の生活は“食べ物やゴミ袋は切らしても、煙草とコーヒーだけは買い置きをたっぷりしている”典型的な中年の一人暮らしだ。
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2005.01.27 Thursday 01:33 | comments(0) | trackbacks(2) | 

『送り火』 重松清 文藝春秋 (kei)

送り火
重松清著

出版社 文芸春秋
発売日 2003.11
価格  ¥ 1,700(¥ 1,619)
ISBN  4163223703

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昭和40年代に郊外に増えたニュータウン。
その典型のような町を舞台にした、ちょっと不思議な9つの話。
「アーバンホラー」とあるので、どんな怖い話かと思ったら、やっぱり重松節健在(笑。
最初の『フジミ荘奇譚』こそ不気味なものの、他は重松さんらしい「ホラー」だ。
身の程知らずの贅沢を夢見たり、自分は他人とは違うと思っていた10代、20代を過ぎて、
30代になった自分―。
諦めたこと、できなかったことはいっぱいある。
こんなはずじゃなかったのに・・・・と思うことだって何度もある。
それに比べて、手に入れたものはささやかで、10代、20代の頃の自分が見たら、
鼻で笑うようなありきたりなちっぽけなものかもしれないけれど、
そのささやかな幸せこそ、誰もが望んでいるもので、
手に入れるのが難しいものなどいうことに気づかされるような、
そんな心にじわーっと染みるような話ばかり。
仕事、親、子供、夫婦。
自分が望んだものと、実際に得たものの差が、はっきりと形になるのが30代後半なのだろう。
同世代の方なら、男女問わず共感できる部分が多いと思う。
たくさんの手に入れられなかったものよりも、
今、手にしているものの大きさに気づかせてくれるような、そんな一冊。
2005.01.24 Monday 15:34 | comments(0) | trackbacks(2) | 

『とせい』 今野敏 実業之日本社 (でこぽん)

とせい
今野敏著出版社 実業之日本社発売日 2004.11価格  ¥ 1,785(¥ 1,700)ISBN  440853465Xbk1で詳しく見る オンライン書店bk1

ヤクザが喧嘩に負けちゃあ、お仕舞いだ。警察に対してだって同じなんだよ。しかもやるからには負けちゃあいけない。そんな強気と、でも本当にやれるのかという弱気がちらりと頭を掠めるものの、ようしやってやろうじゃないか、と。
ヤクザが倒産寸前の出版社を立て直すっていう話なんだけど、素直に面白い。
もうバリバリのエンターテイメントだった。
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2005.01.24 Monday 10:56 | comments(6) | trackbacks(3) | 

『豆腐小僧双六道中ふりだし』 京極夏彦 講談社 (りーふい)

豆腐小僧双六道中ふりだし
京極夏彦著

出版社 講談社
発売日 2003.11
価格  ¥ 2,100(¥ 2,000)
ISBN  4062122146

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京極夏彦さんの作品は小難しくて、分厚い。理解するのに一苦労です。
京極堂シリーズはとりわけ難しくて、「なんとなく・・・・わかった・・・・カナ!?」くらいなんですよ。
『姑獲鳥の夏』でつまずいてしまった方っているんじゃないかな?(私もつまずきかけた一人です。)
そんな方にはこの『豆腐小僧』をオススメしますっ!!
妖怪の概念が京極作品ではありえないくらいに、わかりやすく書かれています。
こちらを読んでから他の作品を読んでみたほうが、入りやすいと思いますヨ。

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2005.01.23 Sunday 21:34 | comments(8) | trackbacks(1) | 

『不安な童話』 恩田陸 新潮文庫 (ゆこりん)

不安な童話(新潮文庫)
恩田陸著

出版社 新潮社
発売日 2002.12
価格  ¥ 540(¥ 514)
ISBN  4101234140

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「私は高槻倫子の生まれ変わり?」
高槻倫子遺作展を見に行った万由子は、倫子が描いた絵を見て気を失う。気を失う直前に彼女が見たのは、ハサミで刺し殺される自分の姿!実は、高槻倫子は万由子が生まれる1年前に、ハサミで刺し殺されていたのだった・・・。

高槻倫子の過去にはいったい何があったのか?なぜ殺されたのか?死後25年たって、その真実が見え始める。倫子に関わった人たちの倫子に対する思いは恨みなのか?万由子は本当に倫子の生まれ変わりなのか?謎解きの面白さと、輪廻転生の不思議。読むに従って物語の中へのめり込んでいく。最初から最後まで読者の心をつかんで離さない。そこに作者の力量を見る思いがした。ラストもあざやか!期待を裏切らないものだった。
2005.01.22 Saturday 15:39 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『FINE DAYS』 本多孝好 祥伝社 (星落秋風五丈原)

Fine days
本多孝好著

出版社 祥伝社
発売日 2003.03
価格  ¥ 1,680(¥ 1,600)
ISBN  4396632223

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< 恋愛にはもってこいの日 >

「Fine 」は、「晴れている」の訳語だが、他の同義語「nice、fair、clear」と比べると、やや消極的な意味合いが強い。同じ「晴れ」でも、「雨の降ってない日」「雲の少ない日」の事を言う。過去の恋愛を天気に例えると、太陽と雲が同居する、そんな日になるのかもしれない。

過去の恋愛は、どれも最終的には別れの涙で終わる。
今ならば、もっとうまく言えたのに。もっと優しく出来たのに。あの時別の言い方をすれば、今頃あの人は、私のそばにいてくれたんだろうか?
思い出せば、悔いばかり。言っても詮無い事を、際限なく思い起こし、やがて「仕方ないんだ」と区切りをつけて、自ら招いた苦さを飲み込む。
それでも、楽しかった思い出は、いくつかある。
これから二人がどんな人に会おうと、その思い出だけは、二人だけのもの。
口に出すと照れるから言わないが、考えると笑みがこぼれる。
雲の晴れ間を見つけた時のように。
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2005.01.22 Saturday 13:24 | comments(5) | trackbacks(1) | 
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