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My Recommend Books !みなさんのオススメの本を熱く語り合いましょう!
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『幼な子われらに生まれ』 重松清 幻冬舎文庫 (トラキチ)
誰にでも思い出の作品ってある。 読者の魂に永遠に息づくような・・・ 本作は私が重松さんのファンとなるのを決定付けた思い出の作品である。 “普通の人”の苦悩をこれでもかとリアルに描写している。 まるで重松さんの“魂の叫び”が聞こえてくるようだ。 そのくらい、主人公は常に“葛藤”している。 葛藤が強いゆえにアンジーさんに狂うのも男性読者なら理解できるところであろう。
特に印象深いのは沙織と会ってる時の喜びは文章上でも際立っている。
少し引用したく思う。 この子の体には私の血が半分流れている。沙織は私の娘だ。たとえ父親としての役割は果たせなくても、沙織が『パパ』と呼ぶのは世界中で私ただ一人だけで、世界が滅亡するときには、私は沙織を抱き締めていたい。 3カ月に1回、年に4日会うと言うのを唯一の楽しみとしる姿が切なく感じる。 “残りの361日は偽善者である”という言葉がとっても生々しい。 沙織ちゃんも、凄くいい子で生みの親をパパと呼び、育ての親をお父さんと使い分けている所が儚げで意地らしい。 あと、沙織と薫のコントラストも見逃せない。同じ年の設定はもちろんのこと、お互いの“育ての親”に対する接し方の違いが甚だしいが、沢田(薫の実父)の登場で少し仕方ないかなあという気分にさせられた。 再読してみて、前妻の友佳と現在の妻の奈苗とを比べてみた。 初読の時はどうしても、主人公側(男性側)の視点からしか見てなかったが、今回は奈苗の頑張りも見逃せなかった。“バツイチ同士”のいろいろな問題を抱えながらも今後は何とか乗り越えていけそうな気がした。 それだけ、お似合いのカップルと言えそうだなあ、この2人は・・・ 考え方の相違によって、前妻とは離婚に至ったわけだが重松さんの理想像は現在の妻の奈苗の方に近いんじゃないかなあと思う。 個人的には奈苗さん、出来た妻と言っていいんじゃなかろうかなあと痛感した。 この作品は“血のつながり”の重要性を謳っているのではない。 “人生悲観しないで前向いて生きようね”って言う事を謳っているんだと理解している。 生まれてきた“つばさくん”誰よりも幸せに育って欲しいと言うのは重松さんだけじゃなく、読者の強い願いである。 その願いがあるから切ない話だけど、明るい気持ちで本を閉じることが出来るのであろう。 出版社とのからみで初版で止まっていた本作であるが、このたび販売再開された。 ひとりでも多くの方に手にとってもらって体感していただけたら重松清ファンのひとりとしてこのうえなく幸せである。 Comment
未来☆ (2005/04/22 7:24 PM)
トラキチさんこんばんわぁ→☆
ぅちも重松さんの小説を見ると足が止まってしまいます☆ ナイフは文庫本があるのですが、疾走は文庫本はないの ですかぁ?重松さんの作品で1番今読みたいものなんです☆ どぅか教えてください☆
トラキチ (2005/03/01 12:14 AM)
けんぼーさん、こんばんは♪
TB&コメントありがとうございました。 好きな重松清作品を挙げろと言われたら、この作品か『卒業』のどちらかになります(^。^) 印象深さと言う点ではこの作品に勝るものはなさそうですが・・・
けんぼー (2005/02/28 1:09 AM)
文庫本化されてから重松氏の作品を読み漁っていますが、どれも甲乙つけ難いんですよね〜。その中でも、特に記憶に残る作品ですよね。
今度、他の記事も読ませて頂きます。 TBありがとうございました。 Trackback
文藝春秋統合反対。雑誌と会社が一緒になると内容が煩雑になる。-- 2005年4月24日 (日) 15:37 (UTC)日本語版では法人格を付けないルールになっているので株式会社文藝春秋は記事名が不適切です。また、文藝春秋およびそのリダイレクトである文芸春秋は数多くリンクに使
| 雑誌辞典 | 2007/12/02 4:31 PM |
“私”の実の血を分けた前妻との愛娘・沙織。
再婚して“私”の娘となった連れ子の長女・薫。
再婚の時、まだ物心つかず“私”を本当の父親だと思っている次女・恵理子。
そして、今の妻のお腹にいるまだ見ぬわが子・つばさ君。
みんないとおしい……。
みんないと
| : : FLMAX Cafe : : | 2005/10/17 4:14 PM |
貴重な一冊に出会えた.家族の問題について数々のベストセラーを抱える重松清著 『幼な子われらに生まれ』. 切実なテーマであるせいか自分も父親の端くれであるせいか,一節一節がズシリとのし掛かってくるようだ.
バツイチ同士で再婚した37歳のサラリーマンを取り巻
| 狩野賢一の外科的徒然日記 | 2005/02/28 1:11 AM |
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角川のHPで確認しました。
『疾走』は5/25発売みたいです。
映画化されるので文庫化も早くなった模様です。