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My Recommend Books !みなさんのオススメの本を熱く語り合いましょう!
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『いづみ語録』 鈴木いづみ 文遊社 (ルアーナ)
江國香織さんが言っていたからではないが、 びっくりした。そして、強く興味を惹かれた。 鈴木いづみ、わたしはこの人の存在を知らなかったが、 江國香織さんの『泣く大人』に書いてあったので借りてみた。 「二月某日 友人の送ってくれた『いずみ語録』 (鈴木いづみ、文遊社)を読む。びっくりした。いままで全く 読んだことがなかったが、このひとの書いたものをちゃんと 読んでみたいと、思った。」(『泣く大人』江國香織著より) 鈴木いずみはモデル、俳優、作家であり、その存在自体が 70年代を体現していたという。 そして、1986年に36歳で首吊り自殺で死亡している。
表紙をめくると荒木経惟氏の撮影した彼女の写真。
これがはじめから衝撃的。 エロティックだが、読み進めるうちに、写真の衝撃など 忘れるほどの過激な言葉が並ぶ。 鈴木いづみ、彼女はどんな人だったのだろう。 彼女に対する興味が俄然沸いてくる。 「感情はとても大切なもので、理性が気づく前に (データーがそろう前に)インチキやマヤカシを見抜く力がある。」 「わたしはつらいのだ、と訴えて、それが世間で認められる人間は まだいいほうなのだ。認めてもらえない不幸というものが たくさんある。」 ふだんわたしは本を読みながら、気に入った箇所に線を引いたりは しないのだが、 (というか。殆ど図書館本なのでできないのだが) この本は、読み始めてすぐに付箋を貼り始めた。 読み飛ばしてしまうには惜しい箇所が多すぎる! 彼女のエキセントリックでいながら冷静なところ、 自分の考えを口に出してはばからないところ、 (たとえそれが殆どの他人の気に障るだろう事であっても!) 冗談がが好きで、物事を冗談にしながら生きているところ、 そんなところが面白い。 興味を惹かれる。 きっとそれは、わたしが憧れていても実行できないことだから。 そんな風にわたしは生きないけれど、 生きてみたらどうなるんだろう、と思ってしまう。 『いずみ語録』立ち読み Comment
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いつもエロティックな本をくださる方に
誕生日にいただいた本。
「いづみ語録」
鈴木 いづみ :著
鈴木 あづさ ・荒木 経惟:写真
文遊社編集部:著
文遊社/2001.1.25/1800円
わたしのまえにだれも立つな
<帯より>
モデルを
| 月灯りの舞 | 2010/05/03 1:56 AM |
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友達に、微妙にすすめられていた方の本で、興味があったんですが、ここにきて、読んでみようかなって、気になりました。
bk1で注文して読んでみます。
足跡だけでも、残していこうかと思いまして。。。
またきまぁす!!